保育士を辞めたい「理由が人間関係だったときの克服方法」

保育の仕事は自分に合っていると思うけれど、職場の人達とうまくいかなくて悩んでいる方。仕事に行くことが毎日憂鬱で、保育士を辞めたいと思っていませんか。
もし辞めたい理由が対人関係なら、勢いに任せてしまうと、後悔するかもしれません。
辞めることはいつでもできます。まずは乗り越える方法を、ここで一度考えてみませんか。

目次

保育士に多い悩み

男性保育士の認知は浸透されつつありますが、まだまだ保育の現場は、働いている女性の割合が圧倒的に多く、女性中心の職場です。
この女性同士の人間関係が嫌になった理由で、次は保育士の仕事ではなく、男性もいる職場で働きたいと思いながら、辞めていく人も多いようです。

人間関係のない仕事はない

保育士の仕事から逃げても、また新しい職場で、必ず同じ問題にぶつかります。男性がいる職場では、保育士のときになかった違う問題が出てきます。
それなら、人と話さない仕事を探せば解決できますが、その仕事でも最低限の関わりはあります。
仕事をするうえで、人と関わらない仕事はないことを理解しましょう。

それよりも自分が変わり、対人関係の問題を解決することが大切です。自分が変われば相手も変わります。そうすれば、辞めたいと思うこともなくなるはずです。
ここでは少し意識することで、人間関係が良好になる方法をご紹介します。

考え方、行動を変える5つの克服方法

1. プラス思考で捉える

他の保育士さんから言われた言葉の意味を、神経質に考えないようにしましょう。
人間関係で悩んでいるときは、ささいなことでも否定的に受け止めてしまいます。
仕事上で注意を受けたら、「失敗する前に分かってラッキー」と思えるぐらい、楽観的に考えることが大切です。
これは考え方のクセを変えることです。

⇒「まぁ、いっか」と思える気持ちを持とう

2. 次の日まで持ち込まない

嫌なことがあったときは、ずるずると考えていると、集中力がかけてミスをしかねません。気持ちをすぐ切り替えられるクセをつけることが大切です。
子どもには辛い顔を見せたくないから、無理して笑顔を作っていると、どんどん自分がしんどくなっていくだけです。結果、保育士の仕事を辞めたいと思うようになるのです。

⇒その日その日で気持ちをリセットしましょう

3. 信念を持つ

他の保育士の人から、どう思われているのかばかりに、意識が行き過ぎることは良くありません。動揺している姿を見せると、相手に付け入る隙を与えます。自分に自信を持つこと。

保育士になってやりたいことがあったはずです。自分の軸をしっかり持ち貫いていけば、人間関係の問題で辞めたいとは思わなくなります。

⇒保育士を目指していた頃を振り返ってみる

4. 挨拶は自分からする

園内の人たちと関係がギクシャクしているときは、関わりを持ちたくないため、会話を避けようとしてませんか。
自分が気まずいと思うのなら、きっと相手も同じことを思っています。

一緒の園で働いているのだから、このままずっと会話をしないまま、過ごすことは無理です。話かけられるのを待つのではなく、自分から挨拶をして、気まずい関係を断ち切りましょう。

挨拶や受け答えがハキハキしていると、自分も相手も気持ちが良いものです。
「おはよう。」「お疲れ様。」だけが挨拶ではありません。席を外すとき、休憩に入るとき、1つの作業が終了したときなど、挨拶できる場面はたくさんあります。

⇒あいさつは一番簡単なコミュニケーション

5.過度な八方美人にならない

八方美人と聞くと、誰にでも人当たりが良い人のイメージがありますが、言葉を変えれば、誰からも好かれたいために、愛想よく振るまい相手に合わせる人ともいえます。

八方美人の人は、園長や保護者の人に評判が良いです。度が過ぎると、女性が多い保育士の仕事では、猫かぶりな人だと思われ、ねたみや嫌われる理由になります。

またあちらこちらで、いい顔をしようとするから、言っていることに筋が通らないため、信用できない人と思われます。信頼関係を築けることが、仕事や対人関係において重要です。

もし、八方美人と言われた経験があるのなら、一度自分の態度を見直してみましょう。

⇒信頼関係を築くために、行動や言葉に気をつける

辞めるだけが解決策ではない

以上の5つを試すことで、苦手な人がいる理由から保育士を辞めたい気持ちが、少しでも軽減できたら嬉しいです。

保育士から新しい仕事を探すのは、大変な労力が必要です。会社の人間関係は入ってみないと分からないことが多いです。
それよりも良好な対人関係を作れるように努力することが、仕事だけでなくプライベートでも、これからの人生において大切ではないでしょうか。